メゾン・エ・オブジェでの出展:リスク
メゾン・エ・オブジェ出展時における困難な点
- ・ 出展企業数の多さとそのレベルの高さのため、「いい商品」というだけでは勝負できない。
忙しいバイヤーの目をどれほど引くことが出来るかは重要(いろいろな意味で、他のブースより目立つこと)
- ・ いちバイヤーを説得するための時間は、平均一分にも満たない
- ・ 言葉や文化的相違
- ・ 海外バイヤーのスピリットや交渉スタイルについての知識不足
- ・ 商談の際に現地の通訳のみに、交渉や説明を依存すること
失敗する出展企業の共有点
- ・ 海外市場(特に欧州や米国)のトレンドを確認せず、日本で売れた商品をそのまま展示する
(現地ニーズと適合していない可能性が高い)
- ・ 取扱商品の、目的諸国における、ポジショニング、ターゲット、ライフスタイルのカテゴライズが判断しにくく曖昧
- ・ 全体的な統一感が薄い
チェック ⇒ ブースのコンセプト、ディスプレイの整理、商品の選定
- ・ 他の出展企業とくらべて目立たない、印象に残らない
チェック ⇒ 商品のオリジナル性、ブランドアイデンティティの明解さと発信力、
ブースコンセプトのオリジナリティと統一感
- ・ 商談・交渉を、その場で即行わず、帰国後に延期する
- ・ 相手バイヤーの文化・国籍を考慮せず、マニュアル通りにすべて同じ方法で商談・交渉を行う
- ・ 通訳するだけ、という現地のスタッフを雇う(営業精神の不足。本当のセールスポイントを把握せず、ただ説明するだけになりがち)
チェック ⇒ 事前の教育が必要
- ・ イベントの開催後のビジネスフォローを行わない(帰国後、展示会で得たコンタクトを積極的に活かすことは最も大切)