メゾン・エ・オブジェについて

メゾン・エ・オブジェでの出展:概要

デザインと高品質性を優先するメゾン・エ・オブジェは、既に日本企業にとって大変魅力的なイベントとなっている。欧州をはじめ、米国、中東、また富裕層向けのアジアンバイヤーが数多く訪問するため、高水準の技術や製造ノウハウをもつ日本企業にとって、当見本市は、日本にいるだけでは手に入れることの出来ない、新たなビジネス販路を開拓するチャンスを得ることの出来る場所だといえる。

実際、アジア地域の中で、出展する企業が最も多い国は日本であり、メゾン・エ・オブジェは海外進出の為の代表的な窓口ともいえる。しかし、当イベントに参加し、ビジネスでの実際のパイプライン構築に繋げるには、資金や粘り強さが必要となってくる。

多くの日本企業がまず、ジェトロの出展支援を活かし、現地での出展を行う。展示会中には、通訳などの最低限の支援も提供されるので、とにかく出展してみよう、というスタンスの企業が一般的である。しかし、ここに最大の罠があり、ジェトロの支援に100%依存してしまい、自社の特徴を最適に活かすための海外進出戦略を立てずに、とりあえず現地出展を行うという企業がほとんどである。たった数日間でのプレゼンテーションのチャンスしかないことを考えると、メゾン・エ・オブジェをはじめとした海外での展示会で成功させたいのであれば、海外市場を考慮した事前の準備や開催中の対応力、そしてその後のフォローをきちんと用意する、ということは最も重要なことだといえる。しかし現状は、とりあえず、展示するという出展中のことばかりを考え、事前の準備と事後のフォローを軽んじる企業がほとんどであるといえる。

ジェトロの支援は、最大数年間しか頼れず、本格的に海外におけるビジネスパイプラインを構築したいと考えるなら、一度目の出展からしっかりとした、開催前、開催中、開催後のアクションプランを用意するのが、成功の道となる。

メゾン・エ・オブジェ公式サイト
http://www.maison-objet.com