FAQ:よくある質問

なぜ、アメリカや中国ではなく、ヨーロッパを中心にしたビジネスアプローチを提案するのですか?

ヨーロッパは、マーケットの規模と適合性の面で、日本の商品にとって最適な海外マーケットです。

規模
ヨーロッパマーケット(=欧州連合市場)のGDPはアメリカ、中国を抜いて世界第1位であり、人口は世界第3位。
適合性
ヨーロッパは、日本の文化や品質、デザインへの理解や関心が深く、本当に価値のある「よいもの」が評価されるので、 値段が高くても、いいものであればニッチでも需要は根強く、商売の可能性は十分に考えられる。

以上の点から、ヨーロッパは、アメリカや中国と比べ、高品質な日本の商品にとって、大規模で潜在的なマーケットであると考えられます。

ヨーロッパマーケットにおいて、経済の不安定さや不景気を指摘されますが、現地への海外進出にはメリットがありますか?

まず、表面的なヨーロッパの不景気を意識する前に、現地で起こる消費行動における変化や、新しいトレンドの誕生、ならびに販路のシフトなど、現地の動向を理解することがとても重要です。例えば、近年では、オンラインショッピングシェアの拡大、あるいはオーガニック製品への需要と購入行動などが毎年二桁の勢いで伸びつつあり、この傾向を生かした企業にとって、大きなビジネス開拓のチャンスとなっています。経済におけるグローバルな数字にだけ目を留めるのではなく、実際に現地のライフスタイルの変化によって新しいビジネスチャンスがたくさん生み出されており、それに応えての提供を意識することで、現地への海外進出やビジネスの開拓は可能だと考えます。

そもそも、テストマーケットとは?

ヨーロッパは日本の商品にとって最も魅力的なマーケットであるものの、ヨーロッパ各国の文化、言葉、法律などが異なるため、同じヨーロッパ内でも、一括りにした、一方的な海外進出戦略は基本、不効率的だといえます。また、海外進出に伴うリスクやコスト、手間を考えると、どんな企業も、なるべく失敗の確率や負担を抑えたいと思います。

なぜ、フランスはヨーロッパへのテストマーケットとして最適なのでしょうか?

フランスは、地理的な観点でも西ヨーロッパの中心に位置する「西ヨーロッパで最もシビアなテストマーケット」である一方、文化的な面でも、ヨーロッパを代表する情報の交差点であり、日本のセンスを一番共有できる国でもあります。この国で成功することは、他のヨーロッパ諸国でのビジネス展開にも大きな足がかりとなります。

また、その他の理由として、

  • フランスでは、ポップカルチャーや日本食などがすでに広く浸透しており、日本の文化や風習が受け入れられる大きなマーケットとして成長している。
  • 近隣国への影響力(経済面や文化面など)が大きく、フランスのマーケットで成功したことが証明されることで付加価値がつき、その後のヨーロッパの他国に向けた販促がスムーズになる。
  • フランスの人口は現在0.6億人を超え、ドイツに次いで、西ヨーロッパで最も人口が多い国である。
  • ヨーロッパの富裕層の4分の1がフランス人であることから、フランス人は最も裕福なヨーロッパ人と言える。

などが挙げられます。

予算の少ない中小企業にとっても、海外進出は可能ですか?

外出張、現地出展、現地店舗の開店など、従来の海外でのビジネス開拓に関わる手間とコストは、一般中小企業にとって大きな障害です。そこで、ローコストかつローリスクであるWEBソリューション(ホームページ、ECサイト、ソーシャルネットワークを使った宣伝活動)をツールとして活用することで、日本にいながらも、高効率な販売、また販売促進が行えます。

弊社は、海外進出のためのサポートやサービスの一つとして、 同時にWEBマーケティングソリューションを提供しています。中小企業の規模や予算に合わせた、海外進出のための最適な方法を企画、提案いたします。お気軽にご相談ください。

弊社は成果報酬制、コンサルティングベース、定期的なサポートベースなど、柔軟なサービスと料金プランを用意しています。それぞれの企業によって異なる、海外進出のための目標や規模、または優先度などに柔軟に応じ、 負担の少ない海外ビジネスサポートを提供します。

現地で商談は出来たとしても、事後のフォローはどうすればいいですか?

海外出張、現地出展など、大きな課題は日本に帰った後のビジネスフォローであるといえます。
言葉の問題のほか、文化相違の壁などの理由から起こる、ビジネス交渉の困難が考えられます。

弊社は、おなじ日本の企業のパートナーとして、海外進出の前、最中、その後のフールサポートを行います。
単なる翻訳・通訳サービスを超えた、日本企業にとって有益な海外商談、またはビジネス交渉を仲介します。

なぜ日本向けに開発されたものが、そのままの形では現地で売れないのでしょうか?

文化、習慣、ライフスタイル、価値観などが異なる海外の国々では、日本の風土の中で生まれた日本向けの商品は、現地での生活の中にとけ込まず、特定の日本好きの消費者にしかリーチしないと考えます。ですので、最初は多少売れたとしても、現地での継続的なビジネスとしての拡大、普及は難しいといえます。
しかし一方、現地のライフスタイルを考慮し、ほんの少しでも商品のカスタマイズを行うことで、一般消費者に向けたビジネスの拡大が可能になるといえます。

弊社が現地の要素に応じて、日本で生み出された商品に必要なカスタマイズ(ライトなものから本格的なものまで)の提案を行います。現地消費者にとって最適にカスタマイズ(デザイン、形、サイズ、コンセプト設定など)することで、 海外に向けたビジネスの拡大を図ります。

日本の伝統的な商品も海外で売れますか?

ヨーロッパは、日本の文化やデザインを含めた製品の品質の高さへの認識や関心が深く、本当に価値のある「よいもの」が評価されるマーケットです。また、日本の伝統にも十分関心と理解がありますが、海外と日本ではライフスタイル、または消費動向が大きく異なることと、日常生活上での用途がないために、現地でそのままのかたちで伝統的なものを販売するのは、困難です。

弊社は、継承されてきたものづくりの本質を保ちながら、現地のライフスタイルに応えたカスタマイズ(ライトなものから本格的なものまで)を提案します。現地のライフスタイルに応えることさえできれば、日本の伝統的なものは、十分海外でのビジネス展開におけるポテンシャルをもっていると考えます。

海外での日本商品の評判、または強みを教えてください。

ヨーロッパにおける日本のイメージや商品の評判はとても高く、現地におけるビジネス展開の可能性は十分あるといえます。
現地で日本の商品は、「品質」、「デザイン」、「発想」または「便利さ」など様々な点で好評で、まずこの点を意識して強調するし、中国製品などとの差別化を図ることがとても重要になります。その点で、現地のライフスタイルに合わせた販促のためのコミュニケーションが実行できるかどうかも決めてとなります。

弊社は、パリでの拠点及び国際的なチームでの活動、パートナーとの繋がり、現地消費者に有効的にうったえる最適なコミュニケーションツールやコンテンツの作成や方向性の提案を行います。現地マーケットにおける競合企業との差別化並びにブランドイメージバリューを意識した、有益な開発サポートを提供します。

海外進出、ビジネス開発における成功要素とは?

従来、海外進出を成功させるには「時間」、「お金」、または多少の「運」が必要とされました。
ただ、国際競争が激しくなりつつある現在では、それだけの条件を満たしても、必ずしも成功するとはいえません。

変わりつつある海外マーケットで勝ち抜くために最も必要とされるのは、 現地マーケットへの「適合性」と現地マーケットにおける変化への「適応力」だと考えます。現地のニーズをリアルタイムで知り、できるだけ早い段階でマーケットの変化に応える商品やコミュニケーション方法を反映していくことが大切です。

SPRINGは、従来の海外進出のためのアクション(現地視察、海外出展、見本販売…)に加え、現在の国際社会にフィットするWEBマーケティングソリューションを現地マーケットに応える形で提案、提供しています。